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なぜ、JAへ出荷しないのか

7月1日
読了時間: 3分

「JA(農業協同組合)へ出荷した方が安定して販売できるのでは?」

農業をしていると、このようなご質問をいただくことがあります。

結論から言うと、Tファームでは現在、JAへの出荷は行っていません。

それは、Tファームが目指す農業の形とは少し違うと考えているからです。



JAは日本の農業を支える大切な仕組み

JAには、生産者が育てた農産物を集め、全国へ安定して供給するという大きな役割があります。

規格を設けることで品質を一定に保ち、多くの消費者へ安心して商品を届けることができます。

また、生産者にとっても販売先が確保され、安定した出荷ができるというメリットがあります。

日本の農業にとって、欠かせない流通の仕組みであることは間違いありません。



しかし、Tファームには合いませんでした

JAへ出荷するためには、大きさや形などの規格に合わせる必要があります。

これは効率よく流通させるために必要な仕組みです。

一方、Tファームでは農薬を使用せず、小規模で栽培しています。

そのため、一つひとつのさつまいもに個性があり、すべてを同じ規格に揃えることは簡単ではありません。

そして何より、私たちは「規格外」という言葉に違和感があります。

「形が少し違う。少し大きい。少し小さい。」

それだけで価値が下がるとは思えないからです。


さつまいもの規格


私たちが売りたいのは「さつまいも」ではありません

JAへ出荷すると、Tファームのさつまいもは、多くのさつまいもの中の一つとして流通します。

もちろん、それは公平で効率的な販売方法です。

しかし私たちが届けたいのは、単なる「さつまいも」ではありません。

「農薬を使用せず育てたこと。」

「収穫後にじっくり熟成させていること。」

「焼き方や加工方法までこだわっていること。」

そのすべてを含めた「Tファームのさつまいも」をお届けしたいと考えています。



規格外だからこそ、新しい価値を生み出す

Tファームでは、規格に合わないさつまいもも大切な農産物です。

焼き芋、焼き干し芋、焼き芋アイス、焼き芋ペースト、ペット用焼き芋スティック。

さらに、焼き干し芋を製造する際に生まれる皮や端の部分まで、「まかないお芋」などの新たな商品として加工しています。

私たちは、「規格外だから販売できない」と考えるのではなく、「どうすればもっと価値を高められるか」を考えています。


新しい価値の検討


だから、自分たちで届ける

Tファームでは、生産から加工、販売まで一貫して行っています。

もちろん、その分手間も時間もかかります。

ですが、自分たちで育て、自分たちで価値を高め、自分たちの言葉でお客様へ届ける。

これが私たちの目指す農業です。

JAにはJAの役割があります。

そして、TファームにはTファームの役割があります。

私たちはこれからも、一つひとつのさつまいもの価値を信じ、素材を余すことなく活かす農業を続けていきます。

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